大事な息子が家出

居場所を知るにはどうしたらいいの?

親にとって子供の家出は不安でたまらないものです。

実際に息子が家出をしてしまったら、どう対処すればよいのかわからず、混乱をしてしまう人も少なくないはず。

特に未成年の場合は、事件や事故に巻き込まれている可能性が高くなるため、お子さんの年齢が低い場合には特に迅速な対応が必要となってきます。

警察に捜索願いを出していたり、自力で探しても居場所が見つからない場合は、人探しのプロである探偵に依頼をしてみてはいかがでしょうか。

また、警察の調査データにもあるように、息子さんが家出をして一週間以上すぎてしまうと、見つかる可能性がぐんと低くなりますので、迅速な対応をお勧めいたします。

引用:令和3年における行方不明者の状況

| 息子の家出|実際の相談事例

相談事例「高校生の息子が家出したきり帰ってこない」

相談者:40代のご両親からの相談

息子が5日前に家出をしたきり帰ってきません。

親戚、知人、同級生、教師、警察、色々手は尽くしたのですが、情報は0でした。所持金も少なく、与えていた携帯電話に連絡しても一向に返事が来ないまま、電話も繋がりません。

息子は高校三年生で就職活動中でした。家出の原因は恐らく旦那の過度な説教にあると思っています。その点については旦那と十分に話し合い、今後一切理不尽な説教をしないようにと約束させました。

もともと進学したがっていたのに、無理やり就職させたのも原因の一つかも知れません。今となっては、なぜもっと息子の言い分を聞いてあげられなかったのだろうと後悔しております。

どうにかして息子に会いたいです。このまま二度と会えなくなるなんて考えただけで頭がおかしくなりそうです。お願いします。息子の居場所を探してください。

専門家の意見

ご両親への反発から家出をしてしまうケースは非常に多く見受けられます。時間が経てば経つほど精神的に追い詰められてしまい、状況によっては一刻を争う場合もありますので、早めの捜索をお勧めいたします。早くご連絡をいただくことで発見率も上がりますので、自力で探しても見つからない場合は、家出・失踪を専門にしている探偵事務所に調査依頼すると良いでしょう。相談の際は息子さんに関する情報を詳しくお聞かせください。状況に合わせたご提案をさせていただきます。

| 息子が家出して居場所がわからない際の5つの対処方法

◆まずは警察へ連絡

警察への相談と届出は必ず行ってください。

特に小学生の家出は必ず行方不明届(旧捜索願)を出す必要があります。

13歳以下であれば特異行方不明者として扱われるため、警察も積極的に動いてくれるでしょう。

◆家出した息子の持ち物から手がかりとなる情報を探す

・携帯、スマホ、パソコン

使用履歴や連絡先から最近行った場所や交友関係を把握する

・部屋の状況

部屋の状況を見て、持ち出した物や趣味嗜好を把握することで、遠くに行っている可能性があるのか、近場にいるのか判断できる場合があります。

・書置きや遺書など

家出の原因を探ることができます

・財布や貯金箱

息子さんの移動範囲を探ることができ、また計画性があるのか判断できます。

・学校、塾、習い事など連絡を取ってみる

できるだけ関連するところに連絡をいれて息子に関する情報を手に入れる

※息子さんが家出した事実は広まらないように注意をし行動してください。

◆息子が行きそうな場所を探す

普段から頻繁に出入りしている場所にいる可能性があります。

例:図書館、散歩コース、公園、ゲームセンター、スーパー、コンビニ、カラオケ、ファミレスなど

可能なかぎり探してみてください。

◆探偵事務所に依頼をする

自力での捜索が難しい場合や手がかりが少ない場合には、探偵事務所に依頼することを検討してみてください。

同じ情報からでもプロの目線から捜索することで、より早く息子さんの居場所に辿り着けるでしょう。

また、探偵は探偵業法により秘密義務があります。依頼者の個人情報や依頼内容が外部に漏れることはありません。

探偵の成功率UPの秘訣

・把握している情報量・質を高めること

・家出をしている期間を把握する(短期間か長期間か)

・対象者(家出した息子)の交友関係を整理する

・事件に巻き込まれている可能性はあるのか、家出による行方不明なのか把握する

※上記の要素により難易度が変わってきます。情報が多ければ多いほど居場所の特定に繋がりますが、情報があまりにも少ない場合はプロの探偵でも捜索が難しくなる可能性も。

また、警察があらゆる権限を使っても発見できない対象者(息子)もいます。

まずは、お持ちの情報をできるだけ多く準備し、探偵業者に相談してみてください。

子供の家出はさまざまな事情が考えられるため慎重に取り扱いさせていただきます。

息子さんは「家にいたくない」という気持ちから家出をするため、帰宅後の対応が重要です。

家に帰ってきても環境が変わっていないようであれば、また家出をするでしょう。

実際にあった家出を繰り返すケース

・親のDVが原因で家出をしたが、帰宅しても暴力を振るわれた

・親の不仲が嫌で家を出たが、戻ってきても仲の良さが改善されていない

・学校のいじめが原因で家出したが、家族が理解してくれない

・家出をしたということが周囲に知れ渡り、距離を置かれるようになり辛くなった

・ビラ配りで顔写真が出回ってしまい、余計に帰れなくなった

・近所の人や今まで話したことのない人にまで声をかけられるようになった

※大人からすれば心配なあまりに取ってしまう行動でも、子供からすれば嫌悪感を抱いてしまう方もいらっしゃいます。

何が原因で家出を再発するか、正解はありませんが、家に帰ってきたときの対処方をよく考えておきましょう。

考える際は、子供の状況や年齢・性格などを踏まえて異なってきますので、慎重に対応をしていくことが必要です。

| 息子が家に帰ってきたといって安心してはいけない

息子の居場所が発見できたからといって安心してはいけません。家出した原因についてよく話し合い、今後どうしていくのかを決めることが重要です。

根本にある息子の悩みやストレスを打ち明けてもらうことで、家出の再発を防ぐことに繋がります。

家族で話し合っても解決できない場合

以下の相談先やカウンセリングの利用も考えてください。

・民間のカウンセリングに参加する

・児童相談所や公共期間を利用する

・学校を交えて子供と話し合いをする

※子供の家出は子供だけではなく、親(保護者)も悩み苦しんでいる状態だと思われます。

家族だけの話し合いが難しい場合は無理をせずに第三者の力を借りて問題解決をするようにしましょう。

◆家庭内トラブル

・親と喧嘩して家にいるのが耐えられなくなった

・親に怒られるのが嫌で家に帰りたくなくなった

◆家庭内暴力

・親から虐待を受けて、自分を守るために家出をした

◆学校で嫌がらせ

・学校でいじめに耐えきれなくなって、家出した

◆親との確執

・親が厳しくて家にいることが苦痛になった

◆その他の理由

・好きな人と一緒にいたいという理由で家に戻りたくない

・家にいるより遊んでいるほうが楽しかった

| 未成年者(中・高校生)の短期間の家出を放置する危険性

未成年の家出は繰り返すことが多いです。最初は短期間で帰ってきても、その期間はだんだんと伸びていき、そのうち帰ってこなくなるケースもあります。

「友人の家に行ってるのだろう」と、それほど深刻に捉えないご家族の方もいらっしゃいますが、短期間といえ、家出は家出。危険が伴います。

繰り返される家出を放置していると、思わぬ事件や事故に発展していく可能性もありますので注意が必要です。

息子・娘の家出の放置で親が監督義務違反となるケースも中にはあります。

未成年者の行動は親にも責任が伴うのです。

息子・娘の家出は犯罪に巻き込まれたり、または非行に走り加害者にもなりえます。

子供の将来のためにも、親の責任として家出の危険性をよく理解し動していくことが大切です。

|息子の家出|事件になるケース

息子の犯罪行為

お金に困ってしまい、万引きや強盗・恐喝といった犯罪に手を染めたり、反社会勢力に入り、違法行為に加担することで、お金を稼ぐことがあります。

犯罪になり、取り返しがつかない状況になってから、保護者が気付くという最悪なケースも少なくありません。

| 息子の家出に関する対処法

息子さんが家出をした際は、放置や無視をしてはいけません。家出をするのには必ず原因があります。

その原因を解決しない限り、帰ってきたとしても家出を繰り返すでしょう。

思春期・反抗期の息子に親が話をする場合には慎重さが求められます。

子供にはそれぞれ考えや自尊心があるため、やみくもに注意をしても解決には至りません。

また、なぜ家出したのか問い詰めたりするのも逆効果となりますので辞めましょう。

家出に対する対処法

・家を出る際は必ず行先を聞く

・コミュニケーションを取る時間を増やす

・毎日、ラインやメールで連絡することを心掛ける

・子供に意見を聞きながら、門限を設定する

・帰りが遅い場合は、前もって連絡をするように話をする

※大切なのは親がいつも子供の事を見守っているということを伝えることです。

子供とコミュニケーションをとる場合は、メールやラインでだけでなく顔を合わせる・直接会話するということで子供の変化にも気づきやすくなります。

たとえ短時間でも息子が家に帰ってこない、連絡が取れないとなると行方不明者と同じです。最低限の対処として、連絡を定期的にとり、息子さんの心のケアをするように意識してください。

ひとりで悩まずに専門家に相談を

同様のトラブルにお悩みの方、家族が行方不明になった方など、家出・失踪でお困りの方は、ぜひ探偵興信社までご相談ください。

息子の家出・失踪は通常の人探し調査と異なり、緊急性を要します。

また、調査体系や調査期間等によって調査料金にも大きな隔たりがあるため、専門機関への相談時には以下の5つのことに注意するとよいでしょう。

1.現在の情報で調査が可能かどうか確認しましょう。

2.調査期間のおおよその目安を確認しましょう。

3.調査料金および、追加費用の有無等を確認しましょう。

4.対象者が見つかった場合のアフターケアについて確認しましょう。

5.調査が難航した場合の対応について確認しましょう。

早期対応が発見につながります

世間体を気にしたり、「すぐに帰ってくる」と状況を楽観視したりして初動が遅れがちな子供の家出・失踪ですが、いなくなったことに気づいたらすぐに、警察や探偵事務所に相談しましょう。早い段階で捜査が開始できれば有力な情報が多く得られる可能性が高く、それに伴い、発見率も上がります。